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◆It's small MY world◆

ちっちゃいけど、大事な私の世界。

2024'03.29.Fri
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2007'03.15.Thu

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きょうは、光(弟)の卒業式でした。
正直あんまり行く気はなかったんやけど、おとんが行けないということで代わりに行くことにした。

私の母校は人権教育っていうのを力入れてやってる中学校で、
卒業式には「答辞」ぢゃなくて、「門出の決意」という卒業生数人の代表挨拶がある。
マイノリティだったりいろんな立場の生徒が、自分のルーツや家族、仲間への思いを語っていく。
苦しかったこと、つらかったこと、うれしかったこと。
それから、これから自分がどう生きていくのかという決意表明。

門出の決意、あれはほんまの意味での「立場宣言」やなあ。
これまでの立場宣言っていうのは、「私は部落出身や」「在日やねん」とかそういう感じで、
私はけっこう「とってつけたみたいやなー」とか、思ってきたんやけど。
今日の門出の決意は、自分は部落やとか、在日やとかいうことを宣言するのではなくて、
「私にはこんなルーツがある。こんなことを経験した。感じた。
だから私は~~するねん」
っていう、
自分がどの立場に立って、何を大事に生きていきたいのかっていう、そういう宣言やった。

私も中学の卒業式で門出の決意を読んだ。
自分がした時は、文章を考えることとか、伝えたいことをどうやって言うか、みたいなことに一生懸命でそこまで意味が理解できてなかったなあ。
まあ、そのときは別にそんなん理解できなくてええねんけど。笑

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

私は光や、光の友達の門出の決意を聞いていて、
私が今、教育を志して、いろいろ活動をしたり、教師になって「こんなことを大切にしたい」って思っていることが、ここには、常にこわれそうな状態でやけど、ちゃんとあるんやなあって思えた。

もうひとつ、光の学年には障害を持った子が3人いて、
その子たちも、友達にフォローされながら、卒業証書を受けとって。
ちゃんと地域で生きてる。

「ああ、私のルーツも、目指すものも、ここにある」って。

そう思ったら、なんか涙出た。

一人ひとりを大切にしたい、差別に抵抗したい、もっと幸せな社会にしたい。

こうやって書いたらちょっと薄っぺらく見えてしまうけど、私の目指すもの。
そして、私がこんなふうに思う背景に、母校での思い出や経験がある。

今日の卒業式は、私はなんかうれしかった。

行ってよかった。

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2006'12.20.Wed

kyousyoku.jpg

教職教養の問題集で今、教育心理学をやってるんやけど、
自分の経験と近いなあって思うこととか、
これってあの子の状態やなあって思うことがけっこうある。
理論と実生活が結びつく、っていうか。。
(←私のつかってる参考書「教職教養の頻出問題」)

* * * * * * * * * *

今日は、うちの並びの住宅「てん」の子どもたちの学習会に世界地図を持っていった。
最初はやる気満々で楽しそうに国の場所を覚えてた女の子が、
「国の位置当てクイズ」をみんなでやりだしてから「おもんない」っていうて泣いてしまった
自分がなかなか一番に答えられへんかったから、ってのもあるやろうけど。。

人がやる気になる動機づけには2種類ある。

「内発的動機づけ」 と 「外発的動機づけ」

興味関心とかいう内発的な動機づけで勉強etcをしてる子に、
たとえばご褒美をあげたり、競争させたりする外発的動機づけをすると、
その子のモチベーション=やる気は下がってしまうことが多いらしい。

↑の女の子は、最初、興味関心っていう内発的な動機づけで世界地図を見てた。
それでよかったのに、みんなで誰が一番に見つけられるか競争しようっていう、
外発的な動機づけを私がしようとしたもんやから、やる気なくしてしまったのかも、とふと思ったりした。

* * * * * * * * * *

オリの中に入れられて、どうしても出られない状態で電気ショックを与えられ続けた犬は、
オリをとっぱらって、電気ショックから逃げられる状態になっても、
逃げようとしないでじっとがまんするんだそう。

こういうのを心理学で、「学習性無力感」とか「学習性絶望感」っていう。
「自分にはどうしてもできない」っていう経験を重ねることで、
無力感や、絶望感を“学習”していく。

かなしい。

でもそういう子、いるなあ。。

逆に、「できた!」っていう経験をいっぱいすると自信もついてチャレンジできるようになる。
そういう経験をいっぱいさせてあげたい。

2006'12.12.Tue

終わってしまった。
ここのところ、ずーーっと準備してきた、大学入って一番がんばったであろうイベントが。

EECで主催した、
演劇教育のシンポジウム

最初は人がマジで来ないと思ってすごい心配したけど・・・
最終的には70人ぐらいかな?まあボチボチ(´∀`)
司会や、舞台に出た人も、裏方をやってくれた人も、みんなマジでがんばったと思う。

私はというと、パネルディスカッションのコーディネートというか、進行をしたわけですが、自分のキャパシティぎりぎりまではがんばったかなと。笑
パネリストで、もともとお友達の伊丹のムラの青年、東京シューレっていうフリースクールのスタッフの方と、日本大学の演劇科の院生の方と、うちの大学の心理学の先生が来てくださってました。
うまく意見を拾えるか、一番不安だった心理の先生が、
「診断をつけても誰も救えない」
「心理学の専門家の多くはマイノリティへの視点がない」
「心なんて存在しない」
とか言い出したぐらいから、私は、
「うわ、この人おもろいー!」とか思ってテンションが上がり始め・・・
その後はあんまり筋道だてた進行ができませんでした。 笑
まああれが今の私の限界でした。今後、もっと精進します。

今回のシンポジウムの準備をしながら、ちょっとは成長できたような気がする。
事務仕事をちょっとこなせるようになった
事務的なメールをマメに返せるようになった
テンションのコントロールが前よりはできるようになった
チーム全体を見て、自分のやるべきことができた(かも)

でも、なにより嬉しかった&大きかったのは人のつながり。
パネリストや、劇を上演してくれた日大のSkitsのみんな。
また日大にも遊びに行ける。日本のフリースクールの先駆け、東京シューレにも行ける。
なにより、EECのみんな。いろんなことを語れる、アホなこともできる友達ができた。(在学3年目にしてやっと。笑)
みんな、めっちゃ好きやでーーこれからもよろしく

ゲストへのお手紙など、ちょこちょこお仕事残ってますが、ひとまず。

ほんっまにみんな、お疲れさま!!
来てくれたみんな、協力してくれたみんな、ありがとう!!

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 ちえがシンポ当日に着てたスティッチを着せてもらった

2006'12.04.Mon

DSC00320.JPG

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きのうは地元のあすか青少年会館に行ってきました。
私はここで小学校のころ、まいにち放課後を過ごした。
今でも週3で通ってる。とても大切な場所。

その青館にきのう、大学で演劇教育のプロジェクトを一緒にやってる友達たちと、地雷についての劇を持っていった。
行ったら早々、久しぶりに私と会った+お兄ちゃんお姉ちゃんがいっぱい来たことにテンションがあがったのか、
「あそぼーーー!!!」って子どもたちが押し寄せ・・・。
花いちもんめ開始。おんぶに抱っこに肩ぐるま。笑

* * * * * 

で、かなり仲良くなったところで本題へ。

私は、ピースボートのP-MACの活動で、前から小学校とかで地雷についての話をしてたから、地雷についての知識とか情報をいっぱい劇の中にちりばめてちりばめて台本をつくってみた。

ちなみに、こういう情報提供型の劇の手法はインフォーマンスっていう。
今まで地雷教室何回もやってきたけど、きのう劇をやってみたら子どもたち、食いつきがめっちゃよかった。
グループディスカッションしたらいっぱい質問が出たし。
きのうも最初は、予備知識として地雷やら、義足やら、劇の舞台カンボジアについて、少し説明をしたんやけど、そのときとはわりとザワザワしとって・・・でも劇のときの反応がだいぶ違った。
かなりの子が真剣に見てくれたなあ。
あと劇は、見てる側がある程度自由に受け取れるから、それも教え込みになりすぎなくっていいなあ。

「こんど青館フェスティバルに来ない?」というオファーもいただきました。笑
みんなけっこう乗り気(○´∀`)

なかなかおもしろい活動がやれたなーーと思った。
大学の友達が、うちの地元の子たちとふれ合ってくれたのも嬉しかった。
友達には、地元を見てもらいたいっていう思いがつよい。
私のルーツも、夢も、いっぱいつまってるところやから。


夕方、子ども会に通ってる子のお母さんからメールが来た。

「子ども達が劇みたよーとか、あぶちゃんってお友達が出来たとか、
 地雷こわいわーとか、どこかに埋まってる?とかってい言うてたよ^^
 子どもの心におちる大切なことを教えようって、うれしいことやわ。
 またビデオ見せてな。」

嬉しかった。

2006'11.23.Thu
ゼミから派生したEECっていうグループで演劇教育をやってます(o´∀`o)
いろんなとこに出張劇をして、劇を見てもらってワークショップしてます。
たとえばエイズ、在日、コミュニケーションの行き違いetc...
劇中の*ヴァルネラブルな状況をかえるには、誰がどの場面で、どんな言葉を発し、どんな動きをしたらいいのかな~~ってことを、劇のシーンに当事者の役で加わって実際に演じてもらったり議論をしながら考えていくワークショップ♪

いやあ。
進行するのとか、けっこう難しいけどかなりオモシロイ!!
てかこの活動、めちゃめちゃ勉強になってると思う。
いろんな意味で。
―きょういくってなんやろう?なんのためにするのか。
―私は何をこども達や周りの人に伝えたいんやろう?
―どうやったら伝わるんやろう。どうやったら行動できるんやろう。
いろんなことを考える。いろんなこととつながる。
ほんとに真剣に話せる友達も大学にできてきたしね(○´∀`)
12月10日に活動報告もかねて、演劇教育を広く知ってもらうためのイベントをやる。
だから今ふんばりどころ。自分がおっきくなるためだー。

がんばるで(。・_・。)

以下は宣伝。予定あいてたらぜひ来てほしいです!
あと出張ワークショップをさせてくれる場も募集中♡
『教え込み教育への挑戦~演劇教育の可能性を探る~』
12月10日(日)13:00開場/13:30開演~16:30終了
場所:龍谷大学深草キャンパス学友会館大ホール
主催:EEC
サイトhttp://akiba.geocities.jp/eec_ryukoku/index.html
私たちの活動紹介もあるし、フリースクールや児童館スタッフの方を招いてのディスカッションします。
日本大学演劇科のみなさんによるプロフェッショナルな劇も見られるよ☆

*抑圧や排除を受けもろく崩れやすい心の状態や、状況、人間関係のことをさす。
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HN:
たけだみどり
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1985/10/22
自己紹介:
大阪で生まれ育ち、19歳の誕生日にピースボートで地球一周の旅に出る。世界がグンと広がって自分自身のことも見えてきた。
帰国後本業の学生に戻り、たぶん2009年度は教師になると思います。

今やってることは、
「部落解放運動をはじめ、じんけんに関わること」
「COREをはじめ、教育に関わること」

土の人と仲良しでいたい風の人です。

テーマは、
「人権」
「地域」
「オルタナティブな教育」

● やりたいこと ●
マイノリティの子どもたちと、そこに関わる大人たちのために、オルタナティブ教育を広めたい。
教育を通してやさしくて自由なコミュニティをたくさんつくりたい。
が、まずは学校現場に入ります。

● 行ったことのある国 ●
タイ
アメリカ
フィリピン
ベトナム
シンガポール
セイシェル
ケニア
南アフリカ
ナミビア
ブラジル
アルゼンチン
チリ
イースター島
タヒチ
ニュージーランド
オーストラリア
パプアニューギニア
モンゴル

● 行きたい国 ●
フィンランド
デンマーク
インドネシア(バリ島)
キューバ
エジプト
ネパール

● 好きなもの・こと ●
ユニとコスモ(飼ってる猫)
沖縄、星を見ること、紅茶、お味噌汁
旅行、1人で映画、かすうどん
寝ること、日本酒(特に酔鯨)
エスニックテイストの雑貨
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